ＺＥＨ（ゼッチ）という言葉を耳にしたことはありませんか？　

　ZEHとは、Net Zero Energy House（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の略。家で消費される電力よりも創り出される電力の方が多い、もしくは同じ住宅のことをいいます。住宅の性能や高効率設備機器により、住まいの省エネ性を高めて『使うエネルギーを減らし』、使うエネルギーを太陽光発電などで『自家発電』することにより、家庭で必要なエネルギーを『自給自足』できる住まいを言います。

『ゼロ・エネルギー住宅』とは、地球環境にもお財布にも優しいエコな住宅です。

ＺＥＨの家を建てるには？

①高断熱・・・断熱性能を上げる。（夏は涼しく、冬は暖かい住宅）

②省エネ・・・省エネ性の高い機器・照明等を取り付ける。

③創エネ・・・太陽光発電や蓄電池を設置することにより再生可能エネルギーを創る。

ＺＥＨの家のメリットとは？

　家計に優しい

　　　太陽光発電した電気は、まずは自家消費。余った電気を「余剰電力」として電力会社に買い取ってもらうことで、太陽の出ている昼間は電力会社から電力を買う必要がありません。

また、昼間の余った電気を蓄電池に貯め、夜間や雨の日など発電しない時間帯に使用することで、より電気料金を抑えることができます。電気の売電単価より購入単価が上回っている今、見直しされています。

　環境に優しい

　　　各家庭で消費エネルギーを減らし、電力を発電・供給するために使われている石油・石炭・天然ガスなどの燃料消費を減らすことができれば、地球環境の改善につながります。太陽光発電で創った電気は電気自動車にも充電でき、ガソリン代の節約にもなります。

　身体に優しい

　　　住宅内の温度差を極力少なくすることにより、「ヒートショック現象」のリスクを下げることができます。平均寿命が延びている現代。健康寿命を延ばすことにより、医療費や介護費の増加による家計への負担も減らすことにつながります。

　補助金を利用できる

　　　ZEHを取得、あるいはZEHに改修する方に対し、補助金が交付されます。（登録されている施工会社が設計や建築をおこなったものであること。）

　　　ZEH支援事業→60万円／戸　（支援事業については、地域型グリーン化事業のページをこちらよりご覧ください。）

　資産価値が上がる

　　　ZEHは10年後、20年後の将来に必要な住まいの条件を満たした住宅です。ZEHに対応しているかいないかで住宅の評価に大きくかかわってくるでしょう。

　災害時にも安心

　　　家庭でエネルギーを創り出すことができれば、それだけで災害時にも安心です。

私たちが住まいを通じて地球環境のためにできること。それはＣＯ２の排出を抑えた住宅をつくることです。